風見鶏

帰りたい場所、というものがいくつもあり、

 

それはいつかいた場所でもある。

 

ただ、それが誰かの家やお店というわけでもなく、

 

たまたま歩いた場所や乗った電車やバスの車内だったりする。

 

細部は思い出せないけれども、その景色は確かに存在していて

 

一部を写真に残すことができていて良かったな、と思う。

 

うまくいかない日々や行き場をなくした情熱、

 

まだ、路地裏のカザミドリはそこにあるだろうか。

natura classica/fuji REALA

色褪せない魂

10年くらい前から欲しいと思っていたCDがあり、なかなか機会がなく買えずにいたCDを先日、フリーマーケットのアプリで購入した。

 

なんとも便利な世の中になったものだとつくづく思う。

 

その買ったアルバムの曲中に魂という単語が出てくる。

 

教えて、あの頃よ 僕は今もきらめいていますか

 

教えて、あの頃よ 失われていく僕の魂

 

最近、「魂ってなんだろうな?」と漠然と考えており、偶然なのか必然なのか、その曲が自分のあの頃から再び戻って来た。

 

考えるきっかけになったのは最近ニュースでも取り上げられていた芸能人が癌との闘病の末に亡くなられた出来事等である。

 

とても悲しい出来事だが、多くの人たちの共感を得ている理由は悲しいからではなく、病気だったとしてもそれと向き合い、そして懸命に生きようとした生き様だろう。後ろを振り返らず(何度も振り返ったのかもしれないが)生きようとしたその強かさ。

 

自分に置き換えるととても耐えられそうにない。

 

ところで、職業柄か自分は「魂も歳をとる」と考えている。

 

元気でたくましい高齢者もたくさんいらっしゃるが(あくまで持論だが)亡くなるご高齢の方々の中には生に執着していなかったり、身体は強いそれが生に対して強かさとイコールではない場合がときどきある。

 

魂が歳をとるという表現が正しいかは分からないが、変化は日々の生活でも感じるところはある。

 

魂ってなんだろう? 感情や思考であって、生命が終わると同時に無に帰すものだろうと思いつつも、どうにも消えてなくなるとも思えない。永遠の一隅にとどまり続けるようにも思ってしまう。

 

魂の年齢と蝕む身体の年齢が違うと、摩擦は生じると思うし、それが懸命に生きる強かさであるかもしれない。

 

円熟した魂と身体の刻んだ歴史も素晴らしいものであったと受け入れることができたら嬉しい。

 

 

さよなら遠い日々、 色褪せない僕の魂

※坂本真綾さんのRule〜色褪せない日々〜より抜粋。

写真展します!

“まつりのあと.”

という写真展を2017年2月よりぎゃらりぃ畦さんでさせて頂きます。

 

詳細はworksを参照していただければと思いますが、たいへんお世話になっているぎゃらりぃ畦さんが今年10周年イヤーということで2月を担当させて頂く運びとなりました。

 

35mm判フィルムカメラで撮影した写真を40点ほど展示させて頂きます。

 

10年前は写真に興味なんてなかったし、オープン当時にぎゃらりぃ畦に遊びに行きましたが、まさか10年後に個展をやるなんて思ってもみなかったです...

 

福岡市内からは少し遠いですが、古民家で掘り炬燵や美味しいケーキもありますのでぜひ2月はぎゃらりぃ畦へお越しください。

 

<日時>

2017年2月2日(木)〜26日(日)

※2月2.4.5.9.11.12.16.18.19.23.25.26

<時間>

土・日/11:00〜17:00

木/13:00〜17:00

※最終日は16時まで

 

<料金>

入場無料

 

<場所>

ぎゃらりぃ畦あぜ

〒811-3202

福岡県福津市畦町368

tel:090-7463-4282

http://aze.blog.so-net.ne.jp

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繋がる毎日。

本当に突然なんですが、今日たくさんの場所に連れ出したnatura classicaが友人のところへ旅立って行きました。

 

大切なカメラだったんですが、ちょうどnaturaを探していたらしく、どうしても譲ってほしいとのことだったので。

 

自分のカメラはどれも大切で、思い出もたくさん詰まっている。

 

ただ、いくつあっても使うカメラは限られるもので、きっとケースに入ってちょこちょこ使われるより、たくさん写真を撮って大切に使ってくれるなら、きっとカメラにとってはそっちが幸せだと思ったんです。

 

今、使っているPENTAX MXも亡くなった方の遺品を頂いて修理したもの。

 

カメラ自体に物語が詰まっていて、とことん還元すればただの物だけれど、お金や物とともにやり取りするモノがあり、自分にとっては記録するよりもよほど大切なこと。

 

短い時間に色々考えたけど、またnaturaがたくさんの景色や笑顔を撮ってくれれば嬉しいなと思います。ちょっとだけ寂しいけれど、幸せの一つ。

 

そして頂いたお金で自分は本当に、本当に大切な友人の結婚式で使うレンズを買おうと思っています。

 

そうやって幸せな出来事が繋がっていく毎日であれば嬉しい。

初めてnaturaで撮った写真たち。4年前の夏だった。

natura classica/lomography100 

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いよいよ。

久しぶりに会う友人、地元の写真ラボ、糸島で見つけた素敵な雑貨屋さん、いつも行く写真屋さん、待ち望んでいたカフェの再開、今日はたくさんの人に会い本当に幸せだった。

 

どれもぜーんぶ向こう側になった物事から流れ着いた今日だ。

 

 

偶然はたまた奇跡か。

 

 

どちらにせよ手を伸ばさなきゃ掬えなかった。

 

 

はじめまして また、よろしく。

 

 

あれほど咲いてた紫陽花がくたびれて、もうお役御免といった面持ち。

 

 

今年初めてセミの鳴き声を聞いた、いよいよ夏が来るぞと思った。

 

 

ハナイカダ
ハナイカダ
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枇杷の木

子どもの頃、祖父の家の庭に枇杷の木が植えてあった。

 

毎年、梅雨の前になると、大きく黄色に膨らんだ枇杷の実を

 

使い古した銀色のボウルにこれでもかと収穫して食べるのが好きだった。

 

祖父が亡くなった後、その枇杷の木は切られてしまい、今はもうないのだけれど、

 

大人になった今でもこの季節になると枇杷の実が食べたくなる。

 

なんてない、子どもの頃の思い出だけれど、その記憶の中に季節を感じることができる教養のようなものを覗くことができて、

 

今思えば、それぐらいのことがただただ幸せだった。

 

 

先日、恩師の知人が亡くなり、その方が生前使っていたカメラを譲り受けた。

 

奥様が「誰かカメラが好きな人に使って欲しい」という御厚意によるものだそうだ。

 

その方も随分と使ってなかったであろう埃だらけでレンズにもカビが生えて、修理しないと到底使えない「PENTAX MX」

 

もちろん状態がいい物は中古カメラ店にたくさんある。しかし、譲り受けたのが縁と思いオーバーホールに出して今日戻ってきた。

 

あんなにボロボロだったのに、ピカピカになって返ってきた。

 

それでも真鍮は、故人がこのカメラをたくさん連れ出し、そして写真を撮った足跡を残してくれている。

 

亡くなった恩師の知人とは面識はないけれど、このカメラをこうして修理してバトンタッチ。今度は自分がこのカメラの足跡をつける順番。

 

大切に使い、願わくば次にバトンタッチをする時が来ても、写真が撮れるカメラでありますように。

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写真展までもう少し。

ふとカメラは生き方だなぁと思った。

 

渡さんが「バーボンストリートブルース」という自伝で「カメラは人間らしさが残る数少ない機械の一つ」と書いていてなるほどなぁ!と思った、それに近い感覚だと思う。

 

自己表現とか難しいことは考えないで、生き方?性分?に合うものがいい。

 

いろんなモノの個性が、人間らしさが、急速に無くなっている時代。

 

手作りものものを、手間と時間とお金をかけても、誰かに見てもらって、直接話をする。

 

そんな本来、当たり前だったことが、次の楽しさに続いてくれると嬉しい。

 

ブログでなんて伝えないで「写真」と、会場でお会いできたら楽しく話をできればと思います。

 

↓「index photo exhibition 吉谷賢一・青木悟 写真展」詳細

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写真展します。

Twitterなどでは情報解禁致しましたがなんとなんと来年1月に富士フィルムフォトサロン福岡さんで写真展をさせて頂きます〜!!!


タイトルは”index"PHOTO EXHIBITION「吉谷賢一・青木悟 写真展」です。


worksのページに詳細を載せていますのでぜひチェックしてみてください。


また、今回の写真展用に特別ページも作っています。そちらの方が詳しく書かれていますのでよろしくお願いします。

今回はkingこと吉谷賢一と2人展です。彼は街角スナップでポートレートを撮る写真家です。アルバスで知り合って同い年ということもあり仲が良くて、共通の友人も多いです。二人とも目前に迫る30代を前に写真展をやろうということになって笑

彼は人、僕は景色とそれぞれの「索引」を展示できればと思っています。


またちょこちょこ詳細をあげていきますのでぜひ写真展来てくださいね。

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ライブ&写真展します!

先日CDのジャケットを撮影させて頂いたwaterlooさんと福津市でイベントします!! 


waterlooさんはライブ、僕はCDジャケットで使用した写真を中心に10枚ほどプリントして展示しようと考えてます!!


ぜったい素敵なイベントにします! 


投げ銭+ワンドリンクオーダーですので気軽に遊びにきてください!

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GOOD MORNINGに思いを寄せて

初めにwaterlooさん、2ndアルバム「GOOD MORNING」の発売おめでとうございます。

今回、ジャケットを撮影させて頂き作品作りに関われたことを幸せに思います。本当にありがとうございました。

 

GOOD MORNINGのアルバム撮影はリコーオートハーフという古いハーフカメラで行いました。初めは中判カメラや35mmで撮影しようかと思っていたのですが、なかなか思い通りにいかず…ちょうどその頃にオートハーフを購入し、歌詞と買った理由に共通点があるように思い、このカメラを使おうと決めました。

 

デジタル化が進み、いつデータの消えるか分からない物で日常を記録することに違和感があって。でもフィルム産業は衰退の一途を辿っていて高価な代物になっているので沢山撮れない。だから35mm判の半分、ハーフサイズのカメラを使おうと思いました。

 

表題曲であるGood morningの歌詞(和訳)の「何ともない瞬間が僕にはかけがえのないもの」というフレーズが好きで、きっと日常のなかにそういったかけがえのないものはこっそり紛れているものだと思います。日常をたくさん撮りたいという思いも、そういった大切な時間を残していくためであり、ハーフカメラを買った理由と共通点があるように思いました。

 

また、リコーオートハーフって制約が多いカメラなんです。誰でも気軽に撮れること目的に作られているので、自分が出来るのはフレーミングしてシャッターを切るだけ。

シャッタースピードは1/125秒固定だし、焦点距離も2.5m固定。絞りは自動なので本当にシャッターを切るだけなんです。 逆にその制約が面白く思えました。

日常はカメラみたいに大事な瞬間を逃さぬようシャッタースピードを変えたり、設定を変えたりできないので、そう考えれば日々は多くの制約の中にあります。 

足りないから補うわけでなく、足りなかったり、そのときに気づかなかった事で大切だった物事を理解できることもあるのではないか。

そんなことをGood morningを聴いて思えたので今回、リコーオートハーフを使いジャケットを撮影させて頂きました。  

GOOD MORNINGは日常に溶け込むアルバムだと思います。waterlooさんや佐藤ヒロキさんが奏でるギター、紡ぐ言葉はもちろんのことでありますが、ゆぅぴぃさんとともにレコーディングしたガレージのリバーブ、雨の音、鳥と虫の鳴き声や車の通る音。日常で聞いているはずの音も音楽の一部だからなのか、もしくはwaterlooさんの今を歌っているからなのか、そう感じます。


雨の日も晴れの日もあり、日々に人生の光も影も見ることもあるでしょう。

このアルバムを手にした方に「good morning」とかけがえない瞬間が笑って手を振ってくれることを願っています。

歌詞カード表紙

視聴はコチラから↓

https://soundcloud.com/waterloo-yoshizaki/good-morning


iTunes↓

https://itunes.apple.com/jp/album/good-morning/id1040383908?l=en


AMAZON↓

http://www.amazon.co.jp/dp/B0156MYB7O


※CD取り扱い店&LIVE情報は追って報告。

またこちらのsatologicalサイトからでも購入可能です。

当サイトのMailにてお問い合わせください↓

http://satological.jimdo.com/mail/

Waterlooo second album

『GOOD MORNING』

1.Invisible(intro)

2.Goat Island

3.Good Morning

4.I Cannot Feel

5.Fly Over

6.Le voyageur

7.Man on the moon

8.People Sing

9.¥500

                 

                   ¥1,500(税込)[¥1,389(税抜き)]

                                                                            WLSM-0002

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そういえば。

ブローチ作りました(笑)


以前から自分用やプレゼント用にフィルムブローチを作っていたのですが、『わたしも欲しい!』と一部のカメラ好きに好評だったので今回いくつか作成しました。


既に先月の護国神社蚤の市のアルバスブースにて販売していました(笑)


ぜんぶは売り切れなかったみたいなので現在、アルバスでも購入可能となっております。1個800円です。


こちらのサイトに問い合わせて頂ければ郵送も致しますのでぜひチェックしてみてください。

ブローチは現在3種類。イルフォード、フジカラー100、フジクロームベルビア100となっております。

モデル:アルバスのまいちゃん。こんな風に洋服やバックに着けても可愛いです。自分はニット帽に着けています〜。

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CDジャケットを撮影しました。

この度、waterlooさんの「GOOD MORNING」というアルバムジャケットの撮影をさせて頂きました。


後日、撮影した際の思いなどブログで書きたいと思っていますが、まずは報告とアルバムの告知を。

waterlooさんとはグリーンズーレコーズの新年会で出会ってからの付き合いになります。


1stアルバムもすごくカッコよくて、ナイスガイで、もうただのファンだったわけではありますが(笑) 幸せなことにもジャケット撮影のお話を頂き、悩みながらもwaterlooさんの「GOOD MORNING」と自身の思う「GOOD MORNING」を擦り合わせアウトプットしようと試みました。


先ほど書いたように後日、ブログで思いを綴りたいと思っていますが

一人でも多くの方にこのアルバムが届くことを願っております。


GOOD MORNINGは2015年10月10日発売です。


視聴はコチラから↓

https://soundcloud.com/waterloo-yoshizaki/good-morning


iTunes↓

https://itunes.apple.com/jp/album/good-morning/id1040383908?l=en


AMAZON↓

http://www.amazon.co.jp/dp/B0156MYB7O


※CD取り扱い店&LIVE情報は追って報告。

またこちらのsatologicalサイトからでも購入可能です。

当サイトのMailにてお問い合わせください↓

http://satological.jimdo.com/mail/

Waterlooo second album

『GOOD MORNING』

1.Invisible(intro)

2.Goat Island

3.Good Morning

4.I Cannot Feel

5.Fly Over

6.Le voyageur

7.Man on the moon

8.People Sing

9.¥500

                 

                 ¥1,500(税込)[¥1,389(税抜き)]

                                                                          WLSM-0002

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もう少し

詳細は来月中旬になりますが、CDジャケットの撮影をさせて頂きました。


展示はしたことあれど、印刷物として多くの人の手元に届けることができるのはとても嬉しいことで、同時に光栄であり、依頼してくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。


先日、現物が手元に届き(もちろん僕の作品ではないのですが笑)、すごく嬉しかったです。曲やアーティストのもつ力を写真を通してアウトプットできていれば幸いです。


発売されたらぜひチェックして欲しい次第です。詳細発表までしばしお待ちを。

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ライブ撮影のお話。

少し前の話になるけれど、友人のライブ撮影をさせて頂いた。


撮影させて頂いたバンドは「ハイプリーツ」というアニソンのコピーバンドだ。※以下ハイプリ


なぜ親交があるかというと、自身「mikiri」というアコースティックユニットのギターとして活動もしているのだが、ボーカルのマーちゃんがハイプリのボーカルとしても活動しているのだ。


野外ライブだったのでとても暑かったけれど、あの開放感と勢いは野外ライブ特有のものだな、と見ていて気持ちが良かった。


20代後半としてはサクラ大戦やRUN!RUN!RUN!などがドンピシャだったわけで、撮影よりも純粋にライブが楽しかったのだ。


ハイプリの皆様、暑いなか本当にお疲れ様でした。



ライブを撮影するときはもっぱらデジタル。愛機はPENTAXのK−5だ。レンズはFA50mm f1.4。(ドラムの撮影が厳しいのでもう少し長めの中望遠レンズが欲しい)性能に思うところは多々あれど、デジタルにお金をかけれないなと思いつつ、PENTAXからフルサイズがでればフィルムでも使えるので考えようと思う日々。


まぁ要は技術や気持ちでカバーということだ。


やっぱり誰かと何かを作ることは楽しいな、そう思えた今日なのである。

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C200

明日から東京に行くのだけれど、富士フィルムのC200というフィルムを持っていこうと思っている。


このフィルムは逆輸入品で安価だった。


とてもくすむので、それが逆に味に思えてよく使っていた。


しかし、フィルムは衰退の一途を辿っており、去年の始めくらいか、いつの間にか生産中止となってしまった。


手元にあと2本残っている。


全部撮りきれるか分からないけれど、最後のフィルムを今回の旅行に持っていこうと思ったのだ。


細部は思い出せないのに、どこで何のフィルムで撮ったのかは自分でもびっくりするほど覚えている。


初めて竹原に行ったときは今はもうないPRO400だったし、


初めて尾道に行ったときはこれも今はもうないリアラだった。


きっと、その景色をどのフィルムで撮ろうかワクワクしながら詰めるから覚えているのだろう。


C200で撮る最後の景色はなんだろう。


いざマリーナホップへ
natura classica/fuji C200