風見鶏

帰りたい場所、というものがいくつもあり、

 

それはいつかいた場所でもある。

 

ただ、それが誰かの家やお店というわけでもなく、

 

たまたま歩いた場所や乗った電車やバスの車内だったりする。

 

細部は思い出せないけれども、その景色は確かに存在していて

 

一部を写真に残すことができていて良かったな、と思う。

 

うまくいかない日々や行き場をなくした情熱、

 

まだ、路地裏のカザミドリはそこにあるだろうか。

natura classica/fuji REALA